DMMO-RPG/現実世界(2138年)

DMMO-RPGは脳内ナノコンピュータ網「ニューロンナノインターフェース」を介して仮想世界に潜る体感型ゲーム。鈴木悟のいる2138年の地球は環境が崩壊し、巨大複合企業が事実上支配している。
- DMMO-RPG=Dive Massively Multiplayer Online Role Playing Game。ニューロンナノインターフェースと専用コンソールを使い、現実にいるかのように仮想世界で遊べる
- 「電脳法」により、仮想世界では味覚と嗅覚は完全に削除され、触覚は制限されている。同意なく他人を強制的にゲームに参加させることは営利誘拐と見なされるため、ログアウトは容易である
- 22世紀初頭、環境破壊で第一次産業が崩壊し、食糧暴動とクーデターで政治が麻痺すると、巨大複合企業がその隙に司法・立法・行政を掌握した
- 空は黒い煙に覆われ、外出にはガスマスクが必要。富裕層は完全環境都市「アーコロジー」に住み、貧困層は働き蜂として酷使されている
- 義務教育は廃止され、小学校を卒業できるだけで「勝ち組」。鈴木悟の両親は彼を学校に通わせるために過労死し、彼は小学校卒業後にサラリーマンとなった
- 小説の年表によれば:2079年に五感体感システムが誕生(Web版の設定)、2104年に最初のDMMO-RPGが誕生(Web版の設定)、2118年にヨーロッパのアーコロジー戦争が勃発
- 貧困層の唯一の娯楽は屋内のゲームで、DMMO-RPGはプレイヤーにとってほとんど現実そのものである
- 書籍版とWeb版の現実の比較:書籍版の鈴木悟は小卒のサラリーマン、Web版では高卒。Web版には「義務教育の廃止」「環境崩壊」の描写がなく、アインズが新世界の自然に感動することもない
- 日照不足で植物は枯れ、鳥や虫は激減した。川の水は異様な色で、水道水は浄化フィルターを付けないと飲めない。農業はドーム栽培に移行して食べ物は高価になり、貧困層の主食は栄養摂取だけを目的とした加工品と栄養補助食品である(漫画3巻巻末『2138年の世界』)
- 警察は形骸化し治安は悪化しているが、会社をクビになれば生きていけないため、大多数の人はおとなしく働いている。浮浪児は地下水道に住む(外伝-040)。鈴木悟にとって「雨」は酸っぱい臭いのするものである(外伝-041)
- ギルドメンバーの現実での身分:たっち・みーはアーコロジーに住む警察官、死獣天朱雀は大学教授、やまいこはアーコロジー内の小学校教師。作者によれば中学校に相当する学校もあるかもしれないが、通えるのはごく一部のエリートだけ
- ユグドラシルは2126年にサービスを開始し、12年間運営された後2138年に終了。Web版の設定では2089年に体感システムが一般家庭でも持てるほど簡略化された
補足
書籍版のディストピア的な現実設定は、基本的に漫画3巻巻末『2138年の世界』とアニメ特典小説にしか出てこない。Web版の現実世界にはこうした描写はなく、鈴木悟も高卒である。
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