長雨の中の侵攻(スラーシュの夜襲)
ローブル聖王国の過去の災厄(年代不明、12巻冒頭で言及)。長城が築かれて間もない頃、亜人スラーシュが長雨の夜に乗じて城壁を越え、聖王国を蹂躙した。
- 12巻冒頭の回想:長城を築いて以降に聖王国が受けた最も深刻な侵攻で、長雨の時期に起きた
- 侵入者は亜人スラーシュで、手に吸盤があり、舌は遠くまで伸びて麻痺毒を持つ。上位の個体は〈溶け込み〉を使ったかのように皮膚の色を変えられる
- スラーシュは夜陰に乗じて城壁を越えた後に西へ進み、多くの村がそのために陥落した
- 今でも国内には、スラーシュがまだ聖王国に潜んでいるという噂がある
- 悲劇の再発を防ぐため、聖王国は長城沿いに一定間隔で小砦を置き、さらにいくつかの巨大な要塞で統括させた。小砦は死守して時間を稼ぎ、狼煙(英訳では煙の合図)で要塞に救援を求める
- 資料はこの悲劇を聖王国の長城防衛体制、さらには国家総動員令の由来とみなしている(後者は推測)
- 日本語資料によれば、スラーシュがヤルダバオトに従ったという記述はない
補足
「長雨」は原文では侵攻が起きた時期(長雨の間)を指しているだけで、事件の正式名称ではない。
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